新型コロナウイルスによる外資系CAの現状@ベトナム

シンチャオ!

現在コロナウイルス(Covid-19)によって世界が深刻な事態に直面していますよね。

一刻も早く事態の終息を願っております。

本日はベトナムで客室乗務員をしている私が外資系CAの現状について紹介したいと思います。

 

ベトナムにおけるコロナウイルスの現状

ベトナムにおけるコロナウイルス感染者数は現在までで270人です(5/2現在)。

感染者数は4/24から変わっておらず、再要請患者を除いて1週間以上感染者数は0です。

またそのうち220人以上が既に退院していて死者もこれまで一人も出ていません。

ベトナムの初期の感染者は海外から来た人たちが多かったため、早いうちから国境を封鎖し外からウイルスを流入させないよう対処してきました。

現在でもベトナムは海外からの入国ができない状態となっています。

また日本とは異なり、ベトナムでは首都ハノイとその周辺都市を行き来する際に検疫を実施したりタクシー、バスなどの公共交通機関を完全に停止させるなど徹底した対応を行いました。

もちろん今後も注意が必要ですが、こういったベトナムの徹底した対応によって現状のところウイルスの封じ込めに成功したと言えそうです。

しかし約500万人の雇用に影響を与え、そのうち約13%が失業になってしまうなどベトナム社会全体が大きなダメージを負うことになりました。

 

CAの現状/弊社の取り組み

弊社CAの現状は以下の通りです。

・3月から現在(5/1)までフライトなし
・無給休暇の強制取得
・給料の減額
・レイオーバーなし
・アコモデーション手当の廃止

一つずつ解説していきますね!

3月から現在(5/1)までフライトなし

2月下旬まではコロナ対策でマスクをしての乗務とはなりましたが、中国線を除き国内線、国際線共に継続的にフライトが入っていました。

しかし状況の悪化に伴い、3月に入ってから今まで一度もフライトが入りませんでした。

これはベトナム国内に全くフライトがない日もありましたし、あっても一日一便とかしかなかったのが理由です。

日本は緊急事態宣言が発令されても減便されたとはいえ結構飛行機飛んでてびっくりしました。

てなわけで4月23日に社会的隔離措置が解除されるまで私がずっとハノイの自宅かベトナム人の恋人の実家で過ごしていました。

スーパーなどには行けるのですが、ベトナム人は外国人とわかると警戒する人がかなり多いので、私は外出はほぼできずに家の中にだけいました。

このような状態なので家で弊社を始め世界の航空業界の情報収集をしたり、韓国ドラマを見たり、中国語を勉強したりして過ごしてました。

今は社会的隔離措置もほぼ終わっているのでスーパーに行ったり外食したりすることができています。

緑豊かな実家の周辺

 

無給休暇の強制取得

これは弊社に限った話ではなく世界中の航空会社で無給休暇を強制的に取得させられていると思います。

3月、4月、5月と弊社CAは強制的に毎月1週間~2週間の無給休暇を取らなければなりません。

また外国人CAはコロナが深刻になる前に母国に帰国された方も多く、そういったCAは現状のところ5月末までずっと無給休暇という状態です。(ベトナムは現在も海外からの入国ができない状態なので国の状況によっては更に無給休暇が長くなる可能性もあります)

私も日本に帰りたいという気持ちがありましたが、帰国すると次いつベトナムに戻れるか分からないですし万が一の移動による感染などのリスクを考えてベトナムに残ることにしました。

外国人CAは給料が高いということもあり会社側も外国人CAには特に帰国や無給休暇を奨励しているようでした。

他の航空会社でも長期の無給休暇を取らされるのはまず外国人CAからという会社が多いです。

航空会社に限らずこういう状況だと現地企業の外国人社員は不利な立場になることが多いですね。

 

給料の減額

どこの航空会社にもフライト時間ごとに支給されるフライト手当(Flight allowance)ってのがあるのですが、弊社ではこのフライト手当が半額に減額されました。

とは言ってもそもそもフライトが一つもないのでフライト手当なんてもらえないですし、無給休暇によって基本給など含め給料はかなり少なくなりました。

他の航空会社の中にはCAが給料を返上した会社もあると聞いているのでそれに比べると少しもらえるだけでもありがたいと思わないといけないですね。

 

レイオーバーの廃止

2月くらいから国際線でのレイオーバー(渡航先でのステイ)がなくなりました。

ふつうはベトナムから遠い国にフライトするときはレイオーバーといって、渡航先で1泊滞在することができるのですが、2月頃からはこのレイオーバーが中止されてしまいました。

ウイルスの海外からの流入が多いということからもちろん仕方のないことなのですが、こうなると長距離路線のフライトはCAにとってかなりきついことになります。

例えば8時間くらいのフライトであれば普段の二倍の人数のCAが搭乗し、チームAとチームBに分けます。

往路はチームAがCAとして仕事をしてチームBは席に座って目的地に向かいます。

そして逆に復路はチームBが仕事をしてチームAは座ってベトナムに戻ります。

中には往路も復路もCAとして仕事をすることになる人もいます。

往路の8時間ものフライトが終わっても、またすぐに8時間かけてベトナムに戻らなければなりません。

もちろんもっと大変な航空会社もあるとは思いますが、長距離路線でレイオーバーなしはCAにとってとても大変なのです。

 

アコモデーション手当の廃止

弊社ではこれまで外国人クルーや遠方から来ているベトナム人クルーは会社負担でホテルに住むことができたのですが(アコモデーション手当)、これが廃止となりました。

会社負担でホテルに住めるので住居費が一切かからず私たちにとって非常にありがたい手当だったのですが、この手当がなくなり自分で家を探さなければいけなくなりました。

この状況で当たり前だと思われてしまうかもしれませんが、家賃の出費がこれから増えるのは給料も大幅に下がってしまった現状からするととても辛いものです。

外出自粛のため不動産もあまり対応してくれないため家探しは一苦労です。

これまで会社負担で住めたホテルの部屋

 

今後の展望

4/23に社会的隔離措置が徐々に解除されたことにより、べトナム国内線に関しては少しずつ復活しています。

これによって私は5月は8セクターくらい(片道で1セクターでカウント)のフライトがスケジュールに入りました。

しかしフライトキャンセルなどの可能性は十分にあるのでまだどうなるか分かりませんね。

国際線に関してはまだフライトがほぼありませんが、おそらく台湾のように新規感染者がいない国などへのフライトはベトナムに関しては今後復活していくのかなと思っています。

 

まとめ

全世界の航空業界で危機的状況に直面している会社がたくさんあります。

英航空会社では12000人の解雇を検討しているとかタイの航空会社は更生手続きだとか不安なニュースばかり耳にします。

エミレーツでは30000人の削減を検討しているそうですね。。

コロナ流行の直前にCAとして就職した方はトレーニングが中断になってしまったりトレーニング終わったけどフライトすることなく無給休暇に入ってしまったりなど色んなことを聞きますが、そんな私も今年の初めにトレーニングが終わってCAデビューしたためフライト自体ほとんどできていません。。

こんなことになるとは誰も予測できないため仕方ないですが、完全終息のために皆で協力していかなければいけませんね。

またベトナムも再流行の可能性もあるため、封じ込めできたからと言って油断はできません。

一人一人ができることを徹底することで、いち早く普段の日常が戻るといいですね。

コメント

  1. Hà Thị Thu Thảo より:

    恋人の実家のことも書いたんだ

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