シンチャオ!
昨日、2か月半ぶりにフライトしたのですが、業務の流れをかなり忘れておりアタフタしてしまいました。。。
2か月半の間何もしなかったわけではなくセーフティやサービス関連の復習をしていたため頭では覚えているのですが、体が覚えておらずスピーディーに行動できませんでした。
こればかりはこれから何度もフライトして、体に染み込ませるしかないですかね。
助けてくださった先輩方に感謝です。
弊社はベトナム系航空会社ということで国内線は特にベトナム人のお客様ばかりです。
英語がペラペラでも多くのお客様には一切通じず、そこが外国人クルーにとって難しい部分なので機内で使えるベトナム語程度は覚える必要があります。
今回はベトナム人のお客様の特徴について気づいた点を紹介したいと思います!
かなりピンポイントな内容ではありますが、読んでいただけたら嬉しいです!
目次
機内のベトナム人のお客様の特徴
今回紹介するベトナムのお客様の特徴は下記のとおりです。
・子どもが非常に多い
・意外と注文は少ない
・トイレのロックをかけない
・着陸した瞬間に立ち上がる
荷物がめちゃくちゃ多い
機内持ち込み可の荷物のサイズ、重量は決めれらているのですが、その制限を明らかに超えた荷物を持ち込んでくるお客様がとっても多いです。
その量、これから移住するのかというレベルなのです。
もちろんセキュリティで荷物の制限オーバーしているお客様は追加料金を払ったり、預け荷物に回したりするのですが、それでもやっぱり機内に持ち込む荷物量は多いです。
中には何に使うんだというような大量の木の枝とかを新聞紙にくるんで持ち込む人もいます。
木こりでもされてる方なのかと思いました。。
豚5匹をバイクで運んだり、トラックをバイクで引っ張るような国なので仕方がないのでしょうか笑
子どもが非常に多い
ベトナムは平均年齢が31歳と非常に若者が多い国です。(日本の平均年齢は48歳)
20歳くらいの若者でも兄弟が5人いるなんてことも普通にあります。
カフェでも子ども連れの親子でのんびりしているのをよく目にします。
そのため飛行機の中にも小さなお子様たちがたくさんいるのです。
中には自分の座席で授乳しているお客様もいます。
本当にこの国の人達はたくましいですね。
そのため機内の雰囲気はいつも賑やかで、日本の国内線のような静けさはあまりありません。
働く側からしてもこのくらいの賑やかさのほうが緊迫感がなく仕事ができるのでありがたいです。(客としてなら断然日本の国内線のほうが良いですが。。)
ただテイクオフの時に通路を走り回ってしまうお子様もたまにいるので、「座ってよ!」って大声で言わなくてはなりません。
親御さん、ちゃんと子どもを見ててください笑
意外と注文は少ない
ベトナム人はあまり遠慮がないので「あれしてこれしてー」って率直に言うことが多いのですが、思ったよりはそういった要求は少ないと思います。
インド人のお客様はCAが通路を歩いただけで大量の注文をもらうそうなのですが、ベトナムの国内線ではキャビンチェックで通路を歩いても話しかけれれるのは1回か2回ですし、飲食のカートを持って回っても注文する人は多くても10人くらいです。
クレームもあまりないですが、あるとすればCAに直接話してくれるのでこちらとしてはありがたいです。
因みに弊社で一番注意しないといけないのは日本人のお客様と言われていて、日本人のお客様はクレームがあってもその場で言わず、後でネットの口コミなどでボロクソに書き込む人が多いからというのが理由だそうです笑
もちろんこれは人によりますが、何となく想像つきますよね笑。。
トイレのロックをかけない
飛行機に乗り慣れてないお客様が多いのかトイレに入ってもロックをかけない方が非常に多いです。
割合でいうと約70%くらいのお客様がロックをかけないと思います。
そのためお客様がトイレに入っている間に他のお客様がそのトイレに入ろうとしてしまうことが頻発するので、CAは常に「Empty(空室)」と書いてあるトイレが本当にEmptyなのか注意しなければなりません。
でも万が一他のお客様が間違えてトイレを開けてしまっても、二人とも「ん?いるよ」、「あ、いたのか」くらいの反応しかしません。
あまり周りを気にしない性格の方が多いのか、私としてはとてもうらやましい限りです。
人間これくらいのほうがストレスなく生きれていいかもしれませんよね。
飛行機が着陸した瞬間に立ち上がる
飛行機のランディングギア(タイヤ)が地面に着いたと同時に立ち上がって荷物を出そうとするお客様がいます。
これも飛行機に乗りなれてないのが原因だとは思いますが、集団心理で他の人が立ち上がったから俺もいいだろうっつって立ち上がるんだと思います。
まあ目的地に着いたっちゃ着いたんですけど、危ないから座っててね。。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
ベトナムのお客様は飛行機に初めて乗るという方も非常に多いので、トイレのカギをかけないとか着陸してすぐ立ち上がるとか色々なトラブルが起こるのですが、将来的にはこのようなトラブルは少なくなってくると思います。
というのも最近はハノイとホーチミン間がたった3000円くらいの航空券もありますしベトナム人にとって飛行機が高い乗り物という認識がなくなってきているからです。
これまではホーチミンからニャチャンまでバスで帰るという人が多かったですが、安く飛行機で移動できるようになったので飛行機での移動を選択する人が増えました。
これにより飛行機の利用がより一般的なものとなり上記のトラブルは減ってくると思われます。
そんなベトナム人のお客様ですが飛行機を降りるときに「Cảm ơn(ありがとう)」、「Chào em(またね)」と挨拶してくれる方もいますし、フレンドリーな方がとても多いので私としても仕事にやりがいを感じております!
ベトナム人のお客様に飛行機での移動が快適で良いものだと知ってもらうために、今後もサービスの向上目指して頑張っていこうと思います。
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